
2025年7月11日
ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでのサーバレスでコンテナを実行できる
AWS Fargateについて
ゆるりお話ししていきましょう♪
近年、アプリケーション開発では「コンテナ」が
主流になりつつあります。
しかし、コンテナのインフラ管理は意外と
手間がかかります。
そんな課題を解決するのが、
**AWS Fargate(ファーゲート)**です。
この記事では、Fargateの特徴や仕組み、
他サービスとの違い、ユースケースなどを
初心者にも分かりやすく解説します。
AWS Fargateとは?
AWS Fargateは、サーバーレスでコンテナを実行できるAWSのサービスです。
従来のようにEC2インスタンスを立てたり、
スケールを手動で管理したりする必要がなくなります。
一言でいうと
AWS Fargateは「インフラを意識せず、必要な時にだけコンテナを動かせるサービス」です。
なぜFargateを使うのか?メリットまとめ

Fargateの仕組み
Fargateでは、コンテナを「タスク」として実行します。
構成要素
- タスク定義:
どのコンテナイメージをどう実行するかの
設定ファイル - タスク:実際に起動する単位。Podに近い概念
- サービス(ECSの場合):
タスクの数やスケールを管理する仕組み
対応オーケストレーター
Fargateはこれらと連携して、インフラの裏側を
抽象化しています。
Fargate vs EC2(コンテナ実行の違い)
項目 | Fargate | EC2 |
インフラ管理 | 不要 | 必要 (OS更新・ スケーリング) |
起動の速さ | 速い | やや遅い |
コスト | 実行分だけ | 常時課金 |
柔軟性 | やや制限あり | 高い (自由に 設定可能) |
Fargateの使い方(ECSの場合)
ステップ1:コンテナイメージを作成しECRに登録
docker build -t my-app .
docker tag my-app:latest <アカウントID>.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/my-app
docker push <アカウントID>.dkr.ecr.ap-northeast-1.amazonaws.com/my-app
ステップ2:ECSクラスターを作成
ECSコンソールからFargateを選択し、
新しいクラスターを作成。
ステップ3:タスク定義を作成
コンテナイメージやCPU/メモリ、ログ設定などを定義。
ステップ4:サービスを作成してタスクを起動
タスク数やALB設定を指定して、
コンテナを起動します。
他AWSサービスとの連携
サービス | 連携内容 |
Amazon VPC | Fargateタスクを プライベート ネットワークに配置 |
IAM | 実行ロールでアクセス権限 を管理 |
CloudWatch | ログやメトリクスの収集 |
ALB (Application Load Balancer) | トラフィックの振り分け |
ECR | コンテナイメージの 保管・取得 |
よくあるユースケース
- バッチ処理の自動化:
定期的にデータ処理を行うジョブ - Web APIのホスティング:
REST APIなどの常時稼働アプリ - マイクロサービス構成:
複数の小規模サービスを独立運用 - テスト環境の一時実行:
一時的なCI/CDジョブ用インスタンス
Fargateの注意点・制限
項目 | 内容 |
起動時間 | 数十秒〜1分程度かかる 場合がある |
カスタムカーネル不可 | OSレベルのカスタマイズ は不可 |
リソース制限 | タスクごとの最大CPU/ メモリに制限あり (最大4vCPU/30GB) |
まとめ
AWS Fargateは、インフラの管理に煩わされる
ことなく、アプリケーションの開発・運用に
集中したいエンジニアに最適なサービスです。
コンテナ技術を活用しながらも、EC2のような複雑な
設定や管理が不要であり、柔軟でスケーラブルな運用
が可能です。
今後コンテナ化やマイクロサービス化を検討している
方は、ぜひ一度Fargateを体験してみてください。
以上!今回はここまで!
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