2025年5月24日
ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでの負荷分散サービス
Amazon ELBについて
ゆるりお話ししていきましょう♪
最近よく聞く「コンテナ」や「Docker」、
そしてそれを動かす「Kubernetes」や「ECS」
といったキーワード。
特にAmazon ECS(Elastic Container Service)は、
AWSでコンテナを簡単に動かすための
強力なサービスです。
この記事では、Amazon ECSとは何か?
その特徴や使い方、EKSとの違い、
料金やメリットなどを初心者にもわかりやすく
解説します。
Amazon ECSとは?
Amazon ECS(Elastic Container Service)は、
AWSが提供するフルマネージド型の
コンテナオーケストレーションサービスです。
DockerコンテナをAWS上で簡単にデプロイ・管理・
スケーリングできるようにしてくれます。
つまり、「コンテナでアプリを作ったけど、
どうやって本番環境で動かすの?」という悩みを
解決するサービスです。
※コンテナ:
アプリを動かすのに必要なもの(コード・ライブラリなど)を
ひとまとめにして、どこでも同じように動かせる仕組み。
なぜECSを使うのか?そのメリット
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サーバー管理不要(Fargate対応)
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「AWS Fargate」という技術と組み
合わせれば、サーバーの管理や
インスタンス設定は一切不要。
必要なリソースだけを指定すればOKです。
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高い拡張性と可用性
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リクエストが増えても自動でスケーリング
してくれるため、急なアクセス増にも
対応できます。
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AWSサービスとの高い統合性
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CloudWatch、IAM、VPC、
ALB(ロードバランサー)など、
他のAWSサービスとシームレスに連携。
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EKSよりもシンプル
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KubernetesベースのEKSよりも
学習コストが低く、AWSに慣れている方に
とっては扱いやすいです。
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ECSとFargateとEC2の違い
Amazon ECSでは、コンテナをどのように実行するか
で以下の2種類の実行タイプが選べます:
実行タイプ | 特徴 |
---|---|
EC2 | 自分でEC2インスタンス (仮想サーバー)を立てて コンテナを動かす。 柔軟性が高いが管理が必要。 |
Fargate | インフラの管理が不要。 必要なリソース(CPU、メモリ)を 指定するだけでOK。 初心者におすすめ。 |
ECSの主な構成要素
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クラスター(Cluster)
コンテナを実行するサーバー
(EC2やFargate)の集合体です。 -
タスク定義(Task Definition)
どのコンテナイメージを使うか、CPUや
メモリの量、環境変数などを設定します。 -
タスク(Task)
実際に動作している1つのコンテナセット。 -
サービス(Service)
タスクを継続的に稼働させたり、複数の
インスタンスにスケーリングしたりするための
仕組み。
ECSの活用例
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Webアプリケーションの本番運用
(ALB+Fargateでスケーラブルに) -
バッチ処理や非同期ジョブの実行
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マイクロサービスアーキテクチャの実現
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APIサーバーの自動スケール管理
ECSの料金体系
Amazon ECS自体には追加費用はかかりません。
費用は、選択する実行タイプにより異なります:
ECSとEKSの違いは?
比較項目 | ECS | EKS(Kubernetes) |
---|---|---|
学習コスト | 低(AWSに特化) | 高(Kubernetesの理解が必要) |
柔軟性 | やや制限あり | 高い自由度 |
運用の簡単さ | Fargateと組み合わせれば非常に簡単 | やや複雑 |
対象ユーザー | AWS初心者・中級者 | 大規模・複雑なシステムに対応したい人 |
まとめ:ECSはAWSでのコンテナ運用に最適!
Amazon ECSは、シンプルかつパワフルに
コンテナを運用できるサービスです。
特にFargateと組み合わせることで、インフラの
管理から解放され、アプリケーション開発に
集中できます。
これからAWSでコンテナを始めたい方には、
まずECS + Fargateの構成をおすすめします。
以上!今回はこれまで!
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