遅咲きさんのゆるりAWS認定試験、AWS CloudTrailとは?

その他

2025年5月24日

ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでの管理サービス

AWS CloudTrailについて
ゆるりお話ししていきましょう♪

AWS CloudTrailってなに?

AWS CloudTrailは、
「アマゾン クラウドトレイル」と読み、

AWSが提供する監査、コンプライアンス、
セキュリティ監視を目的としたログ記録サービスです。

Trailは日本語だと「跡」「痕跡」という意味です。

CloudTrailは、AWSアカウント内で行われた
すべての操作
(APIコールやAWS Management Console
でのアクション)を
記録し、イベント履歴を保存します。

CloudTrailを利用することで、誰が、いつ、
どのような操作を
AWSリソースに対して
行ったのかを詳細に追跡できます。

これにより、セキュリティの強化や
トラブルシューティングが可能になります。


AWS CloudTrailの主要な機能

  1. APIコールの記録
    • CloudTrailは、AWSサービスへの
      すべての
      APIコール
      AWS Management ConsoleAWS CLI
      SDKからの操作を含む)
      を記録します。
      これにより、全操作の透明性が確保されます。
      ※APIコール:
      プログラムがソフトウェア同士をつなぐための
      取り決めを利用して他のサービスの機能を呼び出す操作。
  2. イベント履歴の管理
    • 過去90日間の管理イベント履歴を
      AWS Management Console
      直接確認できます。

      これにより、最近の変更や操作の追跡が
      可能です。
  3. S3へのログ保存
    • CloudTrailは、ログデータをAmazon S3
      バケットに保存します。この保存されたデータは、
      長期間の監査やコンプライアンス要件を

      満たすために利用できます。
  4. ログの分析
    • CloudTrailログをAmazon CloudWatch Logsに送信し、
      リアルタイムでのモニタリングや異常検知を行えます。
      また、AWS Athenaを使用して、ログデータを
      簡単にクエリし、
      必要な情報を抽出できます。
  5. コンプライアンスの強化
    • CloudTrailは、セキュリティ監査や
      コンプライアンス要件に
      対応するための
      証跡を提供します。
      これにより、PCI DSSやISO 27001などの
      規制に準拠した運用が可能です。
  6. マルチリージョン対応
    • CloudTrailは、複数リージョンにまたがる
      AWSアカウントの
      操作を一元的に
      記録できます。

      これにより、グローバルな監視と運用が
      効率化されます。

AWS CloudTrailの活用事例

  1. セキュリティ監視
    • 不正なアクセスや異常な操作を
      検出するために、
      CloudTrailログを
      リアルタイムで監視します。
      例えば、許可されていないユーザーがリソースに
      アクセスした場合にアラート
      をトリガーできます。
  2. トラブルシューティング
    • システム障害やリソースの誤設定の
      原因を特定するために、

      CloudTrailのイベント履歴を参照します。
      誰が何を変更したのかを正確に把握できます。
  3. コンプライアンス報告
    • CloudTrailログを活用して、セキュリティ監査や
      コンプライアンス報告をサポートします。
      必要に応じてログデータを第三者に提供できます。
  4. リソースの変更管理
    • リソースの作成、変更、削除といった操作履歴を
      追跡し、
      運用上の変更管理を強化します。

AWS CloudTrailの料金体系

AWS CloudTrailの料金は次の要素で構成されています:

  1. 管理イベント
    • 管理イベント
      (リソースの作成や変更に関する操作)
      の記録は、
      90日間無料で利用可能です。
  2. データイベント
    • S3オブジェクトレベルのアクセスや
      Lambda関数の実行記録などの
      データイベントには追加料金が
      発生します。
  3. インサイトイベント
    • 異常なアクティビティを検出する
      CloudTrail Insightsには、

      利用量に基づく料金がかかります。
  4. ログ保存と分析
    • S3へのログ保存やCloudWatch Logsへの
      送信には、
      S3CloudWatchの料金が
      適用されます。

AWS CloudTrailの始め方

  1. AWSアカウントの作成
    • AWSの公式サイトから
      無料アカウントを作成します。
  2. CloudTrailの有効化
    • AWS Management Console
      CloudTrailを有効にします。

      ログを保存するためのS3バケットを
      設定します。
  3. マルチリージョントレイルの設定
    • 複数のリージョンでの操作を
      一元的に記録するために、

      マルチリージョントレイルを
      有効化します。
  4. ログ分析のセットアップ
    • ログデータをCloudWatch Logs
      Athenaに連携して、

      リアルタイムモニタリングや
      クエリ分析を設定します。
  5. アラートと通知の設定
    • CloudWatchアラームを設定し、
      異常な操作が検出された場合に

      通知を受け取れるようにします。

まとめ

AWS CloudTrailは、AWSリソースへの
すべての操作を詳細に記録し、

監査やセキュリティ管理、
トラブルシューティングをサポートする
強力なツールです。

AWS環境の透明性を確保し、
セキュリティを強化しながら
コンプライアンス要件を

満たすための重要な
サービスとなっています。

以上!今回はこれまで!

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