2024年11月21日
ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでのネットワークサービス
Amazon VPCについてゆるりお話ししていきましょう♪
Amazon VPCってなに?
Amazon VPCは「アマゾン ブイピーシー」と読み、
VPC(Virtual Private Cloud)は
「バーチャル プライベート クラウド」と読みます。
Virtual:仮想的・疑似的
Private:私的・個人的な
Cloud:クラウドサービス
Amazon VPC(Virtual Private Cloud)は、
Amazon Web Services(AWS)が提供する
仮想ネットワークサービスです。
VPCを利用することで、ユーザーはAWSクラウド内に
独自の仮想ネットワークを作成し、インフラストラクチャを
安全に管理することができます。これにより、データの安全性、
ネットワークの柔軟性、リソースのコントロールを高めることができます。
Amazon VPCの主要な機能
- ネットワーク分離
- VPCは、ユーザーのリソースを他のAWSユーザーから
隔離するための専用ネットワークセグメント
(分割し独立した小さなネットワーク)
を提供します。
これにより、セキュリティとプライバシーが強化されます。
- VPCは、ユーザーのリソースを他のAWSユーザーから
- サブネットの作成
- ユーザーは、VPC内に複数のサブネットを作成できます。
サブネットは、特定のリージョンやアベイラビリティゾーン(AZ)に
関連付けられます。パブリック(公的な)サブネットと
プライベート(私的な)サブネットを使い分けることで、
インターネットアクセスの制御が可能です。
※リージョン:物理的なデータセンターのグループ(例:東京リージョン)
アベイラビリティゾーン:リージョン内にある複数のデータセンター
- ユーザーは、VPC内に複数のサブネットを作成できます。
- セキュリティグループとネットワークACL
- セキュリティグループは、インスタンスごとに
適用される仮想ファイアウォールで、
ネットワークトラフィック(ネットワーク上で通信するデータ量)の
インバウンド(データが入る)およびアウトバウンド(データが出る)
ルールを設定できます。
ネットワークACL(アクセス制御リスト)は、サブネットレベルで
トラフィックを制御します。
- セキュリティグループは、インスタンスごとに
- VPN接続
- VPCは、オンプレミスネットワークとAWSクラウドを
VPN(Virtual Private Network)で接続することができます。
これにより、セキュア(安全・安心)な通信が可能となり、
ハイブリッドクラウド環境を構築できます。
- VPCは、オンプレミスネットワークとAWSクラウドを
- インターネットゲートウェイ
- パブリックサブネット内のリソースがインターネットに
アクセスするためには、インターネットゲートウェイが必要です。
これにより、インターネットとの双方向通信が可能になります。
- パブリックサブネット内のリソースがインターネットに
Amazon VPCの活用事例
- セキュアなアプリケーションホスティング
- インターネットに公開するウェブサーバーや
アプリケーションサーバーをパブリックサブネットに配置し、
データベースやバックエンドサービスをプライベートサブネットに
配置することで、セキュリティを強化したインフラを構築できます。
※バックエンドサービス:フロントエンド(顧客・クライアント側)
とは逆でサーバーやデータベース側のサービス。
- インターネットに公開するウェブサーバーや
- ハイブリッドクラウドの構築
- オンプレミスのデータセンターとAWS VPCを
VPNで接続することで、リソースを効率的に活用しながら
ハイブリッドクラウド環境を構築できます。
- オンプレミスのデータセンターとAWS VPCを
- 災害復旧
- VPCを利用して、オンプレミス環境のバックアップや
ディザスタリカバリ(災害復旧)環境をAWSに構築することで、
ビジネスの継続性を確保できます。
- VPCを利用して、オンプレミス環境のバックアップや
Amazon VPCの料金体系
Amazon VPC自体の作成や利用には追加費用はかかりませんが、
以下の要素に基づいて料金が発生します:
- データ転送:VPC内外へのデータ転送に
対して料金がかかります。 - VPN接続:VPN接続の使用には
月額料金がかかります。 - NATゲートウェイ:プライベートサブネット内の
リソースがインターネットに
アクセスするために使用する
NATゲートウェイには料金が発生します。
Amazon VPCの始め方
- AWSアカウントの作成
- AWSの公式サイトから
無料アカウントを作成します。
- AWSの公式サイトから
- VPCの作成
- AWS Management Consoleにログインし、
VPCダッシュボードから新しいVPCを作成します。
IPアドレス(インターネット上の住所)範囲や
サブネットの設定を行います。
- AWS Management Consoleにログインし、
- セキュリティ設定
- セキュリティグループとネットワークACLを設定して、
ネットワークトラフィックの制御を行います。
- セキュリティグループとネットワークACLを設定して、
- リソースのデプロイ
- VPC内にEC2インスタンスやRDSデータベースなどの
リソースをデプロイ(サーバー等に配置し、稼働させる事)し、
ネットワーク設定を適用します。
- VPC内にEC2インスタンスやRDSデータベースなどの
まとめ
Amazon VPCは、ユーザーに独自の仮想ネットワークを提供し、
セキュリティとネットワーク管理を強化します。ネットワーク分離、
サブネット作成、セキュリティグループ、VPN接続など、
多くの機能を利用することで、セキュアで柔軟なクラウドインフラを
構築できます。AWSの他のサービスと組み合わせて、さまざまな
ケースに対応することが可能です。
以上!今回はこれまで!
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