2025年9月19日

ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでの
Amazon EFSについてゆるりお話ししていきましょう♪
Amazon EFSとは?
Amazon EFS(Elastic File System)は、
AWSが提供するフルマネージド型の
共有ファイルストレージサービス です。
複数のEC2インスタンスやコンテナ(ECS/EKS)から
同時にアクセスでき、ファイルを保存・読み書きする
「クラウド上の共有フォルダ」のような役割を果たします。
ストレージサービスとの違い(EFS vs EBS vs S3)
AWSには複数のストレージサービスがあります。
- EBS(ブロックストレージ):
1台のEC2専用のハードディスクのようなもの - S3(オブジェクトストレージ):
写真や動画を保存するクラウド倉庫 - EFS(ファイルストレージ):
複数のサーバーから同時に利用できる共有フォルダ
つまりEFSは「チーム全員で使える共同の本棚」
のような位置づけです。

EFSのメリット
- 自動スケーリング
容量を事前に決める必要はなく、
保存データ量に応じて自動でスケールします。 - 高可用性・耐障害性
データは複数のアベイラビリティゾーン(AZ)
に自動複製されるため、障害に強い設計です。 - 共有アクセス
複数のEC2やコンテナから同時にアクセス可能。
Webサーバーのコンテンツ共有や
ホームディレクトリに最適。 - セキュリティ
IAMによるアクセス制御、
暗号化(保存中・転送中)に対応。

EFSのデメリットと注意点
- コストが高くなる場合がある
S3やEBSと比べて割高。
アクセス頻度に応じて「EFS IA(Infrequent Access)」
を併用するとコストを抑えられます。 - レイテンシが発生
EBSほどの高速性はなく、
大量のランダムI/Oには不向き。 - 設定やマウントの手間
EC2やコンテナからマウント設定が必要で、
初心者には少しハードルが高いかもしれません。

主なユースケース
- Webサーバー群でのコンテンツ共有
- 分散分析環境での共有データ管理
- コンテナ基盤(ECS/EKS)の永続ストレージ

料金構成
Amazon EFSの料金は以下の要素で決まります。
- 使用量(GB単位):
保存したデータ容量に応じて従量課金 - ストレージクラス:
標準ストレージとEFS IA(低頻度アクセス)で料金が異なる - スループットモード:
性能要件に応じて追加コストが発生する場合あり
👉 頻繁に使うデータは「標準」、あまり使わない
データは「IA」を選ぶのが節約のポイントです。

始め方(3ステップ)
- EFSファイルシステムを作成
(コンソールからリージョン選択、暗号化設定) - EC2やECSにマウント
(NFSプロトコルを使って接続) - データ保存開始
(共有フォルダのように利用できる)
まとめ
Amazon EFSは、複数サーバーから同時に
アクセス可能なクラウド共有フォルダです。
Webサイトの共有ストレージや開発環境の
共有ディレクトリとして特に有効ですが、
コスト面には注意が必要です。
「S3」「EBS」と使い分けることで、
システムを効率的かつ低コストに運用できます。
以上!今回はここまで!!
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