遅咲きさんのゆるりAWS認定試験、Amazon EFS とは?

ストレージ

2024年11月 21日

ど~も。うさノリブログです。
今回はAWSでの
Amazon EFSについてゆるりお話ししていきましょう♪

Amazon EFSってなに?

Amazon EFS(Elastic File System)は、
「アマゾン エラスティック ファイル システム」と読み、

 Elastic:弾力性・伸縮自在性
 File:ファイル(書類とじ)
 System:システム

AWSが提供するフルマネージドのスケーラブルな
ファイルストレージサービスです。

EFSは、複数のEC2インスタンスから同時にアクセス可能な
共有ファイルシステムを提供し、高可用性と高耐久性を実現します。

また、データの成長に応じて自動的にスケールアップおよび
スケールダウンするため、ストレージ管理を簡素化し、コスト効率を高めます。

※フルマネージド:インフラの管理やメンテナンスをすべてAWSが
                           行うため、アプリケーションの開発や運用に
         専念できるサービス。

※スケーラブル:サービスなどが利用者の数に応じて自動的にサーバーや
        ストレージなどを増減させる事。

Amazon EFSの主要な機能

  1. スケーラビリティ
    • EFSは、ストレージ容量を自動的に
      スケーリングするため、ユーザーが事前に

      容量を設定する必要がありません。これにより、
      データの増加に応じて無限に近い容量を利用できます。
  2. 高可用性と耐久性
    • EFSは、データを複数のアベイラビリティゾーン(AZ)
      またがって自動的に複製し、高可用性と耐久性を確保します。

      サービスの中断やデータ損失のリスクを最小限に抑えることができます。
  3. 共有アクセス
    • 複数のEC2インスタンスから同時にファイルシステムに
      アクセスできるため、分散アプリケーションや
      共有データ環境に最適です。

      NFSv4およびNFSv4.1プロトコルに対応しており、
      Linuxインスタンスとの互換性があります。
  4. セキュリティ
    • EFSは、AWS IAMと統合されており、
      きめ細かいアクセス制御が可能です。

      また、データは転送中および保存中に自動的に
      暗号化されるため、セキュリティが強化されています。
  5. パフォーマンス
    • EFSは、標準パフォーマンスモードと最大スループットを
      提供するバーストパフォーマンスモードを提供しています。

      これにより、アプリケーションのワークロードに応じた適切な
      パフォーマンスを選択できます。

Amazon EFSの活用事例

  1. Webサーバーの共有ストレージ
    • EFSを利用することで、複数のEC2インスタンスが
      同じファイルシステムを共有でき、ウェブサーバーや

      コンテンツ管理システムのデータを簡単に同期できます。
  2. データ分析
    • 分散データ分析環境において、複数のインスタンスが
      同時に大量のデータにアクセスする場合、

      EFSは共有ストレージとして効率的に利用できます。
  3. コンテナのストレージ
    • Amazon ECSやKubernetes環境で動作する
      コンテナアプリケーションが、持続的なストレージを必要と

      する場合にEFSを利用することで、コンテナの
      データ管理が容易になります。

※Kubernetes:「クバネティス」と読み、コンテナ化された
        アプリケーションを自動的にデプロイ、管理、
        スケーリングするための
        オープンソースのプラットフォームです。

  1. バックアップとアーカイブ
    • EFSを使って、重要なデータのバックアップや
      アーカイブを行い、長期間のデータ保管が可能です。

      耐久性の高いストレージを利用することで、
      データの安全性を確保します。

Amazon EFSの料金体系

Amazon EFSの料金は、主に以下の要素に基づいて計算されます:

  • ストレージ使用量:使用したストレージ容量に対して料金が
    発生します。標準ストレージと

    インフリークエントアクセス(IA)ストレージの
    2種類があり、それぞれ異なる料金が設定されています。
  • データ転送:ストレージ間のデータ転送やネットワーク転送に
    対して料金が発生する場合があります。

※インフリークエントアクセス(IA)ストレージ:
         アクセス頻度が少ないデータを長期間保存するための
         低コストなストレージオプションで、アクセス時に追加料金が
         かかるストレージサービスです。

 

Amazon EFSの始め方

  1. AWSアカウントの作成
    • AWSの公式サイトから無料アカウントを作成します。
  2. EFSファイルシステムの作成
    • AWS Management Consoleにログインし、
      EFSダッシュボードから新しいファイルシステムを作成します。

      リージョン、パフォーマンスモード、暗号化オプションなどを
      設定します。
  3. EC2インスタンスへのマウント
    • 作成したEFSファイルシステムを、EC2インスタンスに
      マウントします。これにより、インスタンスがファイルシステムに

      アクセスできるようになります。
  4. データの管理
    • マウントされたファイルシステムにデータを保存し、
      共有ストレージとして利用します。

まとめ

Amazon EFSは、スケーラブルで高可用性の
ファイルストレージサービスとして、さまざまな用途で
利用されています。

複数のEC2インスタンスからの同時アクセスやデータの
自動スケーリング、セキュリティの強化など、多くの利点を持ち、

Webサーバーの共有ストレージやデータ分析、
コンテナのストレージ管理など、幅広いユースケースで活用されています。

AWSの他のサービスと組み合わせることで、
効率的かつ安全なクラウド環境を構築できます。

以上!今回はこれまで!

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