遅咲きさんのゆるりAWS認定試験、Amazon VPN とは?

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2025年5月24日 ど~も。うさノリブログです。 今回はAWSでのサービスの中での定番ストレージ。 Amazon VPNについてゆるりお話ししていきましょう♪

企業のクラウド導入が進む中で、 「社内ネットワークとAWSを安全に接続したい」 というニーズが増えています。
そこで登場するのが AWS VPN。 これは、自社のネットワークとAWSをインターネット経由で安全に 接続するための仕組みです。

この記事では、AWS VPNの基本から使い方、メリット・注意点・ 料金までを初心者にもわかりやすく解説します。


AWS VPNとは?

AWS VPN は、オンプレミス(社内ネットワーク)と AWSのVPC(仮想ネットワーク)を安全に接続するための 仮想プライベートネットワークサービスです。

「Amazon VPN」は「アマゾン ブイピーエヌ」と呼びます。 これは「Amazon Virtual Private Network (バーチャル プライベート ネットワーク)」の略で、 Virtual:仮想的・疑似的 Private:私的・個人的な Network : ネットワーク AWSではこのVPNサービスを使って、企業や個人が安全に AWSのクラウド環境へ接続できるようにしているのです。

 

👉 ポイントは「安全」と「低コスト」

  • 暗号化通信により、データのやりとりを安全に

  • インターネット経由で接続するため、 専用回線(Direct Connect)よりコストを抑えられる


AWS VPNの2つの種類

AWSでは、2種類のVPN接続方法が用意されています。

タイプ 説明 利用例
Site-to-Site VPN 拠点(オフィスなど)とAWS間を接続 拠点からAWSへの常時接続
Client VPN 個人のPCなどからAWSに安全に接続 リモートワークでのAWS接続

1. Site-to-Site VPN

  • 拠点ルーターとAWSをつなぐ「IPSec VPN接続

  • 主に、企業ネットワークとVPC間の恒常的な接続に利用

2. Client VPN

  • エンドユーザー(従業員)が、ノートPCなどから AWS環境に接続できる

  • OpenVPN互換クライアントを使用し、手軽に接続可能

✅ 安全性

すべての通信はIPSecトンネルで暗号化されるため、 インターネット経由でも安全です。

✅ 柔軟性

オンプレミスのネットワークから複数のVPCへ接続可能。

✅ コスト効率

専用回線(AWS Direct Connect)より安価で導入可能。 スモールスタートに最適。

✅ スケーラビリティ

複数拠点や多くのユーザーもスケーラブルに対応可能。


利用の流れ(Site-to-Site VPNの場合)

  1. VPCと仮想プライベートゲートウェイ(VGW)を作成

  2. カスタマーゲートウェイ(オンプレのルーター情報)を登録

  3. VPN接続を作成し、構成情報をダウンロード

  4. オンプレミスルーターに設定反映

  5. ルートテーブルの設定でトラフィックを VPN経由にルーティング


利用料金

AWS VPNの料金体系はシンプルです:

  • Site-to-Site VPN

    • トンネルごとに 0.05 USD/時間

    • データ転送量によって追加課金あり (標準のデータ転送料金が適用)

  • Client VPN

    • 接続エンドポイントごとに 0.10 USD/時間

    • ユーザー接続ごとに追加料金(0.05 USD/時間など)

※最初のPoC(検証)段階では、低コストで始めやすいです。


AWS VPNとDirect Connectの違い

比較項目 AWS VPN AWS Direct Connect
通信経路 インターネット経由(暗号化あり) 専用線
安全性 高(IPSec暗号) 物理的に分離されており非常に高
コスト
通信速度・安定性 中程度 高速・安定
利用用途 小〜中規模システム 大企業・高可用性要求システム

まとめ:AWS VPNはクラウド接続の第一歩に最適

AWS VPNは、コストを抑えつつ、安全にオンプレミスとクラウドを 接続できる非常に便利なサービスです。

  • オフィスからAWSに直接接続したい企業

  • リモートワークでもAWS環境にセキュアに アクセスしたいチーム

  • Direct Connectの導入前のテスト接続

このようなニーズに対して、AWS VPNは柔軟に対応できます。

以上!今回はこれまで!

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